
2023全日本選手権RR
一年で一番大切にしているレース、全日本選手権を走ってきました。
静岡県伊豆市、日本サイクルスポーツセンターで行われました。1周8kmのコースを11周、獲得標高2500m。ヨーロッパレースでも、あまりみたことない距離に対する獲得標高のハードコース。。
今年は、高強度のトレーニングをあまりせず、例年よりも多くの時間を乗ってきました。ただ高強度をやっていないので、どこまで走れのるか、自分でも未知な状態でスタートラインにつきました。
結果から言うと2位、3位、4位表彰台争いのゴールスプリントで2位。
全日本で表彰台争いのスプリントはこれで、4回目。過去3回は、3回とも4位。今回、上手にスプリントできたのは、この過去3回の失敗の学びがあったからこそだけですね。
優勝したヨナミネ選手が抜け出したあと、ジャンプアップできる力はありましたが、その後の距離を考えると、今の自分のレベルでは完走が厳しくなると判断し、追いかけませんでした。(右のふくらはぎも攣っていたので)走りを見るだけで、レベルが違うのはわかります。以前までの自分なら、無茶をして無理をして追いかけて、後半ペースダウンしてDNFをやっていただろうと思います。今年は、それくらい、今の自分の状態とレベルをきちんと冷静に把握してレースに挑めていたのと、普段の練習から自分の感覚、身体の状態と対話をしてきたからだと感じています。ただ、今の自分のレベルは以前の時と比べると明らかに劣っていて、未だ戻せていません。
レースのほぼほぼ全部を一緒に走った、小林選手と金子選手と。やっぱり上手だし強い。
今回のような上りのスプリント、最後の250mからの急な勾配のヒルスプリントは、好きな方なので集中して。結局、最後は、緩い勾配でのラスト130mからのスプリントに、先行で入るのは予定外でしたけど、(気持ちなかば諦めていましたけど)先行でのやり方も知っていたのも過去の失敗のおかげ。。
最後は、ゴールラインなんて見ずに、後ろの状況を脇の下からみながら。全力で踏む以外の余裕なんてなかったので。
数年ぶりに全力を出しきれたレース。まだまだコンディションが戻せた感覚はないけど、今の全力を出せたという、ほっとした気持ちはあります。3年前に身体を壊して、ここまで長い時間でしたが、変わらず、ずっと応援いただいた皆さん、サポートを続けてくださったスポンサーの皆さんに感謝です。ありがとうございました。順位とかよりもサポートしてくださる方と応援くださる方と、一緒に喜べる瞬間が好きなので、レースを通して一緒に喜べたこと、特別でした。
年々、コンディション作りの難しさを痛感していますが、周りには、それでも素晴らしい走りをされる先輩方がいらっしゃるので尊敬しかありません。
今シーズンの一番大きなレースは終わりましたが、選手である以上、過去の自分のフィジカルまでは最低限戻していきたいので、また取り組み方を変えていこうと思います。
トレーナーとして伊万里から静岡まで帯同してもらいました。
たくさん写真いただきありがとうございました。
ps*
今回、当日のスタート2時間前にタイヤ交換しました。GOKISOさんがきていただいてたおかげで、好きなタイヤでレースできました。また、機会ある時お話したいです。
そして、チームカーを出せたのもサポートしていただけたのも、以前に私が勤めていたサイクルベースあさひの皆さんが変わらず、サポート応援に来ていただけたおかげです。
ありがとうございました。