
改善のために「やめる」という選択
最近、ありがたくインタビューを受ける機会が増えまして、その時に気付いたことをつらつらと着地点もなく書いてみる。
自転車競技を始めてから「強くなるために」いつも改善、または、やるべきことを増やしてきたけれど、実は、最近は逆で、改善をするために「やらなくなったこと」が多い。世間一般では、ストレッチやサプリなど、身体のために良かれと思って広まっていることが、実は、自分の身体には合っていなかったという事実を、ここ1年で知ったのである。
まずは食べ物アレルギー検査で、卵と小麦。卵は、卵白のタンパク質を摂りたくて毎日食べていたので、これをやめたことは身体には大きな影響だった。飲み物も、「水」だけにしたら、どんどん脳もカラダもクリアになってきたし、サプリもやめて内臓の調子が戻ってきたように感じた。そしてストレッチ。これは私には合っていなかったことをきちんと理論から教えてもらった。ストレッチをやめて、もうすぐ1年になるが、なんの影響もなく、逆に筋肉の状態、関節の状態がいい。あとは重りを持つウエイト。これも、私のカラダには合っていなくて、インナーマッスルと言われている部分から刺激を入れた方がいいこともわかって、やめた。いろんなことをやめたおかげで、睡眠時間が増えて、寝るときは9時間以上寝るようになり、回復が早くなってきた。
食べ物に関しては、海外に住んだ時に、ヨーロッパ人と日本人が持つ腸内細菌は違うんだなーって知ったので、極力、昔から日本人が食べていたものを食していたが、その中でも、またさらに自分に合うかどうか、そこまで知る必要性を知った。
改善するために「やらない」という選択肢もあることを知ったし、まずは、一般的にはいいのかもしれないけれど、果たして、それが「自分の身体に合っているのか」ここまできちんと理解した上で何事も行いたいと思う。
なので、私自身も、容易に、何かを人に勧めることは避けようとも思った、(それが相手に合うかどうかわからないので)この1年の実体験でした。自分の心を知る、自分の身体を知る。どこまでも、自分を知る深さは限りがないですね⭐︎